やまなしエコジャーナルの新ウェブサイトを開設しました!
こんにちは。編集長のみのうらです。
このたび,やまなしエコジャーナルのウェブサイトをリニューアルいたしました。以下のURLからアクセスしてください。
今後,上記の新サイトで更新していきます。よろしくお願いいたします。
芦安での子育てについて
今回は親の視点から見た芦安について取り上げる。実際に、芦安地域における子育にはどのような魅力と課題があるのだろうか?
自然豊富で子供がのんびりと育つには最適の場所にも見える芦安。実際名取さんも自然の中でたくさんのことを学び育ったので、子供にも自分と同じような環境で育ってほしいという思いを述べていた。確かに都会では学ぶことのできない自然とのふれあいや、田舎ならではの遊びといった点では、芦安での子育は魅力的だ。
しかしながら、田舎ならではの問題も抱えていることもまた事実だ。合併を機にさらに芦安離れは加速し、地元が好きという人たちも利便性の観点から市街地へと移住していった。芦安離れが進むと当然子供の数も少なくなってしまう。もともと名取さんが子供のころから小学校の生徒数は少なく、1学年1クラスで全体でも20人弱程の学校であったが、今後は人数が減っていくことが予想されている。やはり、名取さんも親として人間関係も学ばせたいので、人数が少なくなりすぎてしまうことは問題視していた。また、芦安内にある保育所に関しては、新規児童が見込めないという状況にまで陥ってしまっている。
こういった厳しい現実はあるものの、芦安ならではの人と人との強いつながりや地域で子供を育てるといった地域性は、それに勝る強みである。こういった強みを生かして、もっと多くの親たちが芦安の地で子育てをするようになってもらえればと、名取さんの熱い思いが伝わってきた。
(文責:窪田)
芦安特集:名取さんから見た芦安
名取さんからみた芦安
こんにちは、今回は名取さんから見た芦安について取り上げたいと思います。芦安生まれで今も芦安に住んでいる名取さんならではのお話をお聞きする事が出来ました。
・名取さんから見た芦安の魅力は人の繋がりの濃さ
私たちはインタビューする前に芦安を訪れた事がありましたが、外から見た芦安と実際に生活されている人達とでは違う芦安の魅力があると思い、芦安の魅力について聞いてみました。すると間をおかずに「人の繋がりの濃さ」だと言いました。芦安に住む人が少ない事もあり、どこのだれかすぐに分かるという今の時代では失われつつある感覚が魅力だそうです。名取さんは一度芦安を離れた事があるそうですが、結婚した際に芦安に戻ってきたそうです。
・芦安離れ
芦安は名取さんが子供の頃からそこまで人の多い土地では無かったそうです。しかし市町村合併が始まった頃から若者を中心に芦安を離れてしまった。芦安を離れた人は甲府市や南アルプス市の交通の良いところに移り住んでいるそうです。
芦安に子供の頃から住んでいる名取さんらしい、昔から変わらない人のつながりという芦安の良さを教えていただきました。変わっていく時代の中でも変わらない大切なものが、芦安には今でも残っています。
(文責 牧野)
チーム芦安若人について
名取さんへのインタビューの中で、チーム芦安若人についても教えていただきました。
チーム芦安若人(チームあしわか)とは、芦安地域に住む(もしくは仕事をしている)若者4人で結成されたもので、若者の視点から芦安をとらえて変えていこうとするチームで、およそ1年前に発足されたそうです。
このチーム芦安若人は、メンバーが4人で、都合の付くときに集まり、メンバーたちの「芦安を何とかしたい、自分達が何かやれば面白いことが起こるんじゃないか」という気持ちを大切にいろいろな活動をしています。もちろん今回インタビューを受けてくださった名取さんもこのチームの一員で、市民活動団体にも登録されています。
5月にある「やまぶき祭り」では、チーム芦安若人が中心となってフランクフルトとかき氷を販売したり、芦安から出て行った人たちを誘ってお祭りを盛り上げました。また、地域の運動会では有志で一輪車のパフォーマンスも行うなど、自分達も楽しみながら地域のみんなも楽しませるような活動をしています。
また、2012年3月に南アルプスで開かれる「市民活動フェスタ」というお祭りにチーム芦安若人も参加することになり、現在何をしようかいろいろと模索していて、僕たちエコジャーナルメンバーともいろいろとアイデア等を交わし合いました。
チーム芦安若人では、「芦安若人新聞」という新聞も発行し、チーム芦安若人の発足や活動紹介を載せ、地域の人たちとの交流も深めるために一軒一軒メンバーで配って回ったこともあったそうです。とっても素敵ですよね。地域に繋がりがあるからこそできることだと思います。チーム芦安若人は、若い力をフルに活かして楽しみながらも熱い思いを持って活動をしている魅力ある団体です。ちなみに、このチーム芦安若人は、2012年1月2日の「おめでとうやまなし2012」で放送されるそうです。時間のある方はぜひ、ご覧になってください!
(文責:勝美)
芦安特集!
こんにちは。
少々久しぶりの更新になりますね。
やまなしエコジャーナルでは今回、山梨県南アルプス市にある
「芦安地域」を取り上げ、その地域に住む方にインタビューを行いました。
芦安地域とは、大半が山林となっている場所で、日本の過疎化が進んだ中山間村地域の典型例とも言えるような山の中の小さな地域です。西に日本第二の高峰、北岳がそびえる地域で、かつては林業が盛んでしたが現在は衰退し、登山客等への観光業が主流となっています。
ここは、旧芦安村で、2003年に白根・櫛形・甲西・若草4町及び八田村と合併し南アルプス市の一部となりましたが、過疎化・高齢化が著しく進んでおり、2000年に613人だった人口も、2010年段階で402人(平成23年度 住民基本台帳参考)まで減少してしまっています。
今回は、その芦安をどうにかしたいという強い気持ちを持った生まれも育ちも芦安っ子の
名取大介さんにインタビューをさせていただきました。
主なインタビュー内容は、以下の通りです。
★芦安の子育てについて
★名取さんからみた芦安
★芦安離れについて
★しょうゆの実について
★チーム芦安若人について
いちやまマート池田店
いちやまマート 池田店
節電実態調査の最後の店舗の報告です。
いちやまマートさんは、会社として節電営業の方針を採っているとのことですが、池田店の方での具体的な節電対策としては
・店内照明および誘導看板の減灯
・空調やチルドケースの温度設定の見直し
・営業時間の一時的な短縮(3月11日以降一カ月9時閉店)
・白熱灯のLED化など、店内電力設備の省電力設備への転換
・自家発電施設の設置(停電時約15分自家発電で電力供給できるそうです)
・従業員用の控室の照明を消灯し控室を真っ暗にしている
・冷房の使用量を平常時の三分の一にしている
その他にも、サマータイム制度の導入を考えていたり、休暇の分散化及び延長を考えているそうです。
これらの努力により平常時よりもかなりの節電が出来たそうですが、質問に答えていただいた方がナイトマネージャーの方だったため、残念ながら具体的な節電量の数字は解りませんでした。
感想
様々な対策が採られていて池田店が節電に力を入れていることを強く感じられた。
また、ナイトマネージャーの方が「気持ちよく買い物をしてほしいが、震災の影響の為に節電することをご理解していただけたら幸いです。」という消費者の方へのメッセージを聞いて、節電へ力を入れるのと同時に平常時と同じ営業を心がけているようだと感じた。
これからも営業も節電も頑張っていただきたいと思います。
アマノパークス敷島店
アマノパークス敷島店
節電実態調査の報告です。今回はアマノパークス敷島店についての報告ですが、実際に店舗に入ると照明の減灯や営業時間の短縮など多くの節電対策を見かけました。しかし、アマノパークスの節電対策の実態はそれだけにとどまらず、実は大がかりな節電対策を講じていたのです。
アマノパークス敷島店での具体的な節電対策としては、
・店内照明および誘導看板の減灯と同時に省エネ電球への転換
・空調やチルドケースの温度設定の見直し食品衛生管理上ぎりぎりまで温度を調整
・売上減覚悟で閉店時間の1時間短縮
・ワークシェアリング制度の導入
・電力消費の高い白熱灯から消費電力の少ないLED電球への転換
・巨額な設備投資による自家発電施設の購入
・サマータイム制度の導入
・店舗外装に冷却効果のある塗料を散布
・屋上に冷水を利用した冷却設備の設置
が挙げられます。
以上のような大がかりな節電投資と努力によって電力の震災前比20%を実現しているとのことです。
感想
店員が一丸となって節電に親身になって取り組むと同時に、大がかりな設備投資を行うことで、より環境に配慮した店舗運営体制を構築しているところにアマノパークスの特徴がうかがえました。環境・顧客に配慮しつつ、熾烈な店舗間競争に打ち勝つために講じている様々な計戦略にアマノパークス特有の工夫が見ることができ、大変勉強になりました。