2010/03/03 「公共交通から始まる「歩く景」を楽しむ」

平成21年度山梨大学山梨県連携 地域活性化戦略プロジェクト
−魅力的な学生生活のスタイルを提案できる学園都市のデザイン−

1.タイトル
公共交通から始まる「歩く景」を楽しむ

2.趣 旨
地域活性化戦略プロジェクトでは,甲府盆地が持っている自然環境・歴史的文化遺産と7つの大学が共に発展する「環境学園都市」を一つの将来像として提案しています。平成19年度には,甲府市が景観行政団体となったことを広く市民に知ってもらう目的も兼ねて,「景観から始める街づくり〜大学のある街『甲府』に暮らす〜」というタイトルで,市民・学生・行政関係者が参加して,「甲府市景観形成基本計画」とも関連させながら,大学と街との関係を一緒に考えました。平成20年度には,本プロジェクトで実施しました高校生対象のまちづくりワークショップの報告を兼ねて,「地域でまちづくりの担い手を育てる 」というタイトルで,将来の景観まちづくりをになう人材の育成について,市民・学生(生徒)・教育関係者・まちづくり担当者が考えました。
今回は,「環境学園都市」のイメージとして,学生を含めた地域の人々が街中を歩くことで,学生と地元とのインタラクションが起こり,そこに歩くスケールを基調とした新たな景観が創出されるということを考えました。街角のオープン・カフェで談笑していたり,街中の公園で日向ぼっこをしたいたり,ウインドウショッピングをしたり,歴史散策をしたり,という情景からは,車ではなく自転車やバス,路面電車でやってくる姿が思い浮かびます。そこで,将来のまちづくりにおいて重要な役割を担う公共交通に焦点を当て,特に路線バスが景観まちづくりに果たす役割を,議論することを目的としています。
また,今回のテーマに関連しまして,本年度に山梨大学の新入生を対象に実施しました,新入生バス無料パス・プロジェクト「新入生ウエルカムバスパス山梨」の報告を行います。

3.開催日時
2010.3.3.(水) 午後5:30開場 6時30分開演 8時45分終了予定

4.会場
甲府市社会教育センター
住所:甲府市丸の内1−12−1
TEL:055−232−3655
URL:http://www.city.kofu.yamanashi.jp/contents/content/view/3719/210/

5.内 容
18:30 開会の辞(5分間) 山梨大学代表 鈴木嘉彦(山梨大学元工学部長)
18:35 基調講演「交通まちづくりの必要性と可能性−交通計画のこれまでとこれから−」(40分間)
佐々木邦明(山梨大学大学院医学工学総合研究部 准教授)
19:15 新入生バス・フリーパス・プロジェクト「新入生ウエルカムバスパス山梨」報告(15分間)
藤野 祐弥(山梨大学工学部3年生)
19:30 <休憩>(10分)
19:40 パネルディスカッション(65分間)
タイトル:街歩きを楽しくする公共交通の姿とは?
パネリスト:雨宮 正英  山梨交通株式会社 常務取締役
尾形 和也 国交省関東運輸局山梨運輸支局首席運輸企画専門官
山本 育夫 つなぐNPO 代表
佐々木邦明 山梨大学大学院医学工学総合研究部 准教授
長澤 優菜 山梨大学工学部土木環境工学科 3年生
司会:石井 信行(山梨大学大学院医学工学総合研究部 准教授)
20:45 閉会